これだけコロナウイルスが騒がれると、感染しにくくするために身体の「抵抗力」を強化しなければ、ということを考えます。一番いいのは、ストレスを溜めないことなのですが、これはなかなか難しい。
ということで、できることから始めようと、食生活をもう一度見直しています。
考えるのは、腸内環境です。腸内環境がいいと、身体の抵抗力が上がるらしいので、そこに目をつけました。乳酸菌飲料やヨーグルトもいいので、それもほどほどに。発酵食品のキムチや糠漬けもいいのですが(納豆は先月で飽きた)、キムチは香辛料が多いので、毎日だとちょっと…。糠漬けがいいのですが、買うと割と高くて、日保ちの問題も。
なので、自分で糠漬けを作ることにしました。ネックは「毎日、糠床を混ぜなければならない」ということだったのですが、これが「週に1回混ぜれば大丈夫」な糠床があることを知って、この問題はクリア(糠と乳酸菌で、混ぜる頻度を落としても腐りにくいようになっているらしい)。
通販で糠床(しかも、袋がそのまま容器代わりになるすぐれもの)を取り寄せて、早速スタートです。
最初は、キュウリと大根とニンジンを漬けてみました。キュウリは半分にして、輪切りの大根は皮を剥いて1/4の銀杏切り、ニンジンは皮を剥いて下の細いところはそのまま、太いところは半月切りで。意外にも、皮が剥いてある分、大根とニンジンが速く漬かります。
続いてナスにも挑戦。ナスはヘタをとって縦半分にして漬けました。ナスは切り口からの水分が抜けるので、仕上がりはかなり萎んで小さく…。
面倒がないのと、割と安く買えていたので、キュウリをメインにして(今年はニンジンが高くて、ナスもそんなに安くない)楽しんでいたのですが…。
やはり、普通の糠床よりは手がかからないと言っても、それなりに手がかかることが分かってきたのは、1週間後…。
野菜から出る水分で、糠床が柔らかくなってきました。最初はキッチンペーパーで吸い取る作業をしましたが、埒が明かない。そこで、キッチンペーパーでティッシュペーパーを包み、糠床に埋めて一晩。すごい水分で、結局ティッシュペーパー入りキッチンペーパーをさらに数を増やして埋めて水分を取ることで、元の固さに戻しました。それと、酸味が増えて漬かりが悪くなったのは塩が不足しているとのことで、塩を足して、ようやく再び糠漬け生活。この作業で糠をかき混ぜるので、1週間に1回かき混ぜるというのはクリアしてしまいます。
美味しくなる時間を逆算して、糠床に野菜を漬けていくのですが、忙しい朝に漬け込むのは難しく、夜にゆっくり漬けて、漬かりすぎないように、タイミングを見て取り出し、それを冷蔵庫に保管して、食べるときに切るということになります(本当は出してすぐに食べるのが理想)。
それでも、スケジュールを考えて、ここでは呑気に糠床は無理、と思うタイミングは野菜を入れずに、ティッシュペーパーを包んだキッチンペーパーを「漬けて」メンテナンスして、その間は混ぜなくていいというのは、忙しい人にも糠床のハードルを下げると思います。おかずが糠漬け一皿増えるだけでも、ちょっと贅沢な気持ちになれるのもいいところ。
糠が減ってきたら補充用の糠を買えばいいし、適当に塩を加えてコントロールすれば、特売のキュウリや大根を活かし切れて、しかも、割安。輪切りにした鷹の爪(たくさん使うものでもないので、国産のものを取り寄せました。中国産は不安だし、ただの赤唐辛子ではなく、やはり「鷹の爪」がいいと思って)も入れました。
ということで、今年は、糠漬けとすいかで、便秘知らずに快調(快腸)に過ごせそうです。