Facebookで先に上げていますが、17日の午後、町田市民ホールで開催された夏井いつき先生の「句会ライブ」に行ってきました。
夏井いつき先生といえば、「プレバト!!」やNHKの俳句番組でもお馴染み。歯に衣着せぬ判定評価がとても面白い方です。弊社取締役の杉田の趣味が俳句で、たまたま町田で句会ライブがあることを知って教えたところ、チケットを取ってくれたので、同行してきました。
800人超収容の会場は平日午後ということもあって、ご年配の方しかも8割方ご婦人、ちらほらお着物姿の方も、でして、私の場違い感半端ない…。
いや、私、以前梅ヶ丘公園の梅まつりでやっていた俳句教室で、別の先生に「小学生以下! 午後にもう一度来なさい!」とまでケチョンケチョンだったので、才能ないのは分かっているんですよ。なので、スタジオの観客みたいなつもりで行ったのですが、やはり作句が。
夏井先生のご挨拶から始まり、「プレバト!!」の裏話(本当は1回こっきりのはずで、初回収録は前夜の飲み過ぎで二日酔いで、収録終了後にマネージャーである夫君がスタッフに捕まえられてスケジュールを入れられて、とか、着物は自前ではなく、衣装協力として借りているだけ、とか)、この歳でなんで全国飛び回っているのかしら?と自虐、作句は認知症予防に効果があって紙とペンがあればできるので今日の会場の皆さんに是非、などのトーク炸裂もテレビと同じくとても楽しいものです。
「平日のこの時間にこんなに集まって、皆さんすることがないんですねぇ」と笑わせた後、そこに、例えば親の介護、高齢で歩行困難などの理由で「句会ライブ」に来ることが難しい方のちょっとしんみりしたエピソードを交えて、外に出なくても俳句は作れる、そして、その出版社主催のコンテストの表彰式が来月、令和の最初の日に日比谷公園であるという話をして、来年のコンテストに向けてすでにスタート、一等は20万円、皆さんにもチャンスが!と、また盛り上げてくださいました。
今回は、前にも「俳句ライブ」に来たことのある方は5人くらい、その代わり俳句を勉強している方は3割以上で、夏井先生いわく「町田、すごいわ!」。それでも、未経験の夏井先生のいう「裾野チーム」が7割弱で、5分で俳句を作る、作れるようになって帰っていただくということで、作句についてのレクチャーも簡単にありました。内容についてはど素人の私がうまく文章にできるはずもないので、興味のある方は本を買って読んでください。
私が今回行って良かったと思ったのは、やはりテレビそのままのトークが聴けたことです。テレビの収録でも台本はないとのことですが、会場の雰囲気や、そこでたまたま目があったお客さんを使って実に臨機応変に、しかも楽しいトークをなさる。そして、奥が深くて難しいと思われている俳句の世界を、実にど素人にも分かりやすい言葉と例を使って解説して、さして興味のない人間にもしっかりと伝える。ジャンルは違いますが、私にとっての筋トレとボディデザインも、やるといろいろいいことがあることを、どう伝えるか、そういう点では同じです。そして、夏井先生は元々は国語の先生で、その授業の経験から楽しませるトークを展開できる訳で、私もとても足元にも及びませんが、高校生に国語を教えた経験のある人間、どう楽しく伝えるかは、多少なりとも他のトレーナーよりは分があるはずです。そういうことを考える上で、とても勉強になりました。
さて、問題の作句。今回、提出用の俳句事前に用意していた方もいるだろうからとお題が出され、その場で作句です。お題は「なんて!」もしくは「なんで?」。作句についての言い訳が長くなりますので、以下は「後半に続く」にします。
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